アレルギー症状について

蕁麻疹

概要

蕁麻疹とは、体のあちこちの皮膚に、膨疹(蚊に刺された時のような、赤くて表面がすべすべで少し盛り上がった紅斑)ができては数時間で消え、別の部位にまた新しく出没するものであり、通常かゆみを伴います。誘因としてはウイルス・細菌感染症、食物(アレルギー性・非アレルギー性)、解熱鎮痛剤などの薬剤の投与、いわゆる即時型アレルギー(抗原特異的IgE抗体が関与するもの)、摩擦・日光・温度変化・発汗といった物理的刺激などがあるほか、原因がはっきりしない場合もあります。

症状

蕁麻疹の皮疹は体のあちこちに多数できますが、1個1個の膨疹は、およそ数時間〜1日以内といった短時間で消えて元の皮膚になり、一方でまた新しい部位にも生じます。普通は皮膚症状のみですが、重症型のアナフィラキシーでは、腹痛・発熱・気分不良・息苦しさ・嘔吐などの全身症状を伴うことがあります。まぶたや口唇などが腫れる(血管性浮腫)を合併することもあります。

治療

抗ヒスタミン薬の内服を主体とします。急性蕁麻疹(発症6週間以内のもの)は対症療法でおさまります。慢性蕁麻疹(発症6週間以降も続いているもの)のうち、これまでの経過の問診から誘因が推定できるものは、皮膚テストを含む蕁麻疹の再現試験や、血液検査などによって誘因を確定します。その誘因・悪化因子を除去し、抗ヒスタミン薬などの治療を行います。なかなか皮疹が抑制できない方では、種々の内服薬や生物学的製剤(抗IgE抗体製剤の注射)などを用いる場合があります。

蕁麻疹に対応する医療機関一覧

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医療機関名 基本情報 対象年齢 アレルギー診療に係る主診療科 ※特記事項
0〜15歳 15歳〜
高知赤十字病院 高知市秦南町一丁目4番63-11号
088-822-1201
小児科
高陵病院 須崎市横町1-28
0889-42-2485
皮膚科
Dr.オヤマ診療所 高知市追手筋1-9-22高知メディカルプラザ4F
088-826-6551
内科、その他 内科では、西洋医学的治療と漢方の治療を行っています。
15歳以上は西洋医療学的治療も可能ですが、15歳までは漢方治療を主に行っています。

主診療科:その他(アレルギー科、麻酔科)
JA高知病院 南国市明見字中野526-1
088-863-2181
内科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科 内科(15歳以上)
成人喘息・アナフィラキシーの対応が可能です

小児科(0~15歳)
小児喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・食物アレルギー・接触性皮膚炎・蕁麻疹・アナフィラキシーの対応が可能です
※症状によっては専門外来受診をおすすめする場合があります

耳鼻咽喉科(15歳以上)
アレルギー性鼻炎・花粉症の対応が可能です

眼科(15歳以上)
アレルギー性結膜炎の対応が可能です