アレルギー症状について

アトピー性皮膚炎

概要

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が弱く、アレルギー体質を持っている人に発症します。悪化因子には汗や唾液、衣類などの刺激、ダニやペットのフケ、花粉などのアレルゲン、皮膚の黄色ブドウ球菌、乾燥、ストレスなどがあり、また乳児では食物アレルゲンが悪化因子になることがありますが慎重に判断しなければ不必要な食物除去につながります。アトピー性皮膚炎は小児期に多いですが、成人でもその症状に悩まされている人は少なくありません。しかし、適切な管理によって、ほぼ症状がない状態に維持することができます。

症状

かゆみのある湿疹や発赤が主な症状で、それらを搔き壊すことで汁が出てきたり、かさぶたになったり、分厚いゴワゴワ・ザラザラした皮膚になったりします。また、一般的に乾燥肌を呈します。湿疹の状態が続いていると、ヘルペスやとびひなどの皮膚感染症を合併することもあります。かゆみや掻き傷のために勉強や仕事など日常生活に大きな影響を及ぼし、特に目の周りを治療を行わず放置すれば白内障や網膜剥離を引き起こし、また乳児では適切な管理をしてなければ、低蛋白血症に至り、脳萎縮や発達の遅れにつながることもあります。

治療

適切なスキンケアとステロイドや免疫抑制薬の塗り薬と保湿剤による薬物療法、アレルゲンなどの悪化因子対策が重要です。これまで湿疹が続いていた方でも、塗り薬の使い方を見直して十分な量を正しい塗り方で塗る外用指導を行うだけで、症状がすみやかに改善する方も多いです。また、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬やPDE4阻害薬、生物学的製剤(注射)などの新しい薬剤も状態に応じて使用します。

アトピー性皮膚炎に対応する医療機関一覧

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医療機関名 基本情報 対象年齢 アレルギー診療に係る主診療科 ※特記事項
0〜15歳 15歳〜
高陵病院 須崎市横町1-28
0889-42-2485
皮膚科
Dr.オヤマ診療所 高知市追手筋1-9-22高知メディカルプラザ4F
088-826-6551
内科、その他 内科では、西洋医学的治療と漢方の治療を行っています。
15歳以上は西洋医療学的治療も可能ですが、15歳までは漢方治療を主に行っています。

主診療科:その他(アレルギー科、麻酔科)
JA高知病院 南国市明見字中野526-1
088-863-2181
内科、小児科、耳鼻咽喉科、眼科 内科(15歳以上)
成人喘息・アナフィラキシーの対応が可能です

小児科(0~15歳)
小児喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・食物アレルギー・接触性皮膚炎・蕁麻疹・アナフィラキシーの対応が可能です
※症状によっては専門外来受診をおすすめする場合があります

耳鼻咽喉科(15歳以上)
アレルギー性鼻炎・花粉症の対応が可能です

眼科(15歳以上)
アレルギー性結膜炎の対応が可能です