アレルギー症状について

アナフィラキシー

概要

アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性にアレルギー症状が引き起こされ、生命に危機を与える重篤な過敏反応をアナフィラキシーと言います。主な原因には、食物アレルギー、医薬品に対するアレルギー、蜂など昆虫刺傷などによるアレルギーがあります。

症状

症状は、皮膚症状(全身の発赤やじんましん、かゆみ)、粘膜症状(唇や舌、口蓋垂などの腫れ)、呼吸器症状(咳、息をするときにゼーゼー、ヒューヒューする音がするぜん鳴、息苦しさ)、消化器症状(腹痛・嘔吐・下痢)、血圧低下、意識障害などで、多くの方は複数の症状を伴い、ときに心肺停止に至り死亡することもあります。

治療

アドレナリンの筋肉注射が重要になります。その他、輸液、抗ヒスタミン薬やステロイドの投与を行うこともあります。中には、一旦改善した後に、原因抗原の再曝露なく、再び症状が反復する場合もあるため、十分な経過観察が必要となります。また、原因を探索し、その後の再発予防対策を十分を行う必要があります。体重が15kgを超えるとアドレナリン自己注射器の処方が可能となるため、所持していただくとともに、誤食時に対応できるよう打ち方の練習も必要となります。

アナフィラキシーに対応する医療機関一覧

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医療機関名 住所 電話番号
JA高知病院 南国市明見字中野526-1 088-863-2181