アレルギー症状について

重症薬疹

概要

薬疹は、何らかの薬剤を摂取したことにより引き起こされる、皮膚・粘膜の症状を指します。そのうち原因薬剤の中止のみではおさまらず、高熱や全身倦怠感をともなって紅斑・水疱・びらんを生じるものが重症薬疹であり、ステロイド全身投与をはじめとする集学的な治療を要します。スティーブンス・ジョンソン症候群や中毒性表皮壊死症という最重症型では、命に関わる場合があります。

症状

皮膚の紅斑・水疱が容易に破れて剥がれたり、眼・口腔粘膜のびらん、肝機能障害などを生じます。高熱および倦怠感を伴います。皮膚にできた傷から二次感染も合併しやすいです。眼の障害から失明に至る恐れもあります。口の粘膜の傷がひどいと、食事が取れなくなることもあります。

治療

原因と疑われる薬剤を中止し、ステロイドパルス療法、血漿交換、大量ガンマグロブリン静注療法などの集学的治療をすみやかに行います。皮膚の傷からの二次感染対策や、眼科と連携した眼障害の評価および治療、口腔粘膜びらんの治療なども並行して行います。

重症薬疹に対応する医療機関一覧

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医療機関名 住所 電話番号
高知県・高知市病院企業団立 高知医療センター 高知市池2125-1 088-837-3000
高知県立幡多けんみん病院 宿毛市山奈町芳奈3-1 0880-66-2222