アレルギー症状について

アレルギー性鼻炎

概要

アレルギー性鼻炎は、ダニやホコリなどが原因で1年を通して鼻炎症状が認められる「通年性アレルギー性鼻炎」と、スギやヒノキの花粉などが原因で、花粉の飛散時期だけに鼻炎症状が認められる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」に分けられます。ダニや花粉が鼻粘膜にから入り、これに過剰な反応がおきるために、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが起こります。鼻で呼吸をすることが困難になり、時には睡眠に影響することもあります。また、口呼吸になると乾燥した空気がそのまま体内に入り感染症などのリスクが高まります。

症状

くしゃみ、鼻水、鼻づまりの三症状のうち、くしゃみは連続して起こり、回数が多いという特徴があります。鼻水は、かぜなどの感染症の鼻水のように粘り気があるものではなく、無色で粘り気がなくサラサラしています。鼻づまりは、鼻の粘膜が腫れることで起こります。初期の感冒(ウイルスによる鼻炎)は、症状だけではアレルギー性鼻炎と区別ができない場合があります。
くしゃみや鼻水などの症状により頻繁に鼻をかむことで、粘膜を傷つけて鼻出血が起こる場合もあります。これらの症状によって、勉強や仕事、家事に集中できなかったり、よく眠れなかったり、イライラしたりするなど生活に支障が出てきます。そのため、アレルギー性鼻炎はしっかりと治療して症状を抑えることが大切です。

治療

アレルギー性鼻炎の治療には「薬物療法」、「アレルゲン免疫療法」、「手術療法」の3つがあります。また、症状の原因となるダニやスギ花粉などのアレルゲンを回避する環境整備も重要です。
薬物療法では鼻水を抑える抗ヒスタミン薬の飲み薬や鼻の炎症を抑える点鼻ステロイド薬、鼻づまりを改善する作用があるロイコトリエン受容体拮抗薬などが用いられます。抗ヒスタミン薬は眠気などの副作用がありますが、近年は眠気の出にくい薬もあります。 アレルゲン免疫療法は、原因となるアレルゲンを投与し、体のアレルギー反応を弱める治療です。現在、ダニとスギ花粉に対する治療を受けることができます。治療は数年以上続ける必要がありますが、薬物療法で副作用が出るために治療が続けられない患者さんや、薬物療法だけでは症状が抑えられないような患者さんでは、アレルゲン免疫療法をすすめます。
手術療法は、外来でも可能な鼻の粘膜をレーザーで凝固する下鼻甲介粘膜焼灼術、鼻閉を改善する腫れた鼻粘膜を切除する手術、鼻漏を減少させるために鼻腔の分泌神経を切断する手術などがあります。薬物療法でも症状が抑えられない重症例で行います。

アレルギー性鼻炎に対応する医療機関一覧

絞り込み検索

  • 市町村を選択
検索
143件(136件~143件表示)
※横にスクロールできます
医療機関名 住所 電話番号
高知県・高知市病院企業団立 高知医療センター 高知市池2125-1 088-837-3000
高知県立あき総合病院 安芸市宝永町3-33 0887-34-3111
高知県立幡多けんみん病院 宿毛市山奈町芳奈3-1 0880-66-2222
高知見元醫院 高知市升形5-33 088-822-7168
高知赤十字病院 高知市秦南町一丁目4番63-11号 088-822-1201
高陵病院 須崎市横町1-28 0889-42-2485
Dr.オヤマ診療所 高知市追手筋1-9-22高知メディカルプラザ4F 088-826-6551
JA高知病院 南国市明見字中野526-1 088-863-2181